Champion System四宮さんによる徹底解説!! 新ジャージラインアップはここが変わりました。 【Techジャージ編】

Champion Systemでは、202091日にサイクルジャージコレクションが刷新されました。
年に数回、新商品が登場するものの、Champion Systemの根幹を成すサイクルジャージが刷新されるのは3年ぶりです。

「はて、どこがどう変わったのかな?」

そんな日本中に渦巻いている疑問を、本日はChampion Systemの生き字引である四宮さんに払拭していただきましょう。

Champion SystemのサイクルウェアはTechPerformanceApex3グレードで展開しています。
1弾はTechグレードに位置する「Techジャージ」について徹底解説!

 

今回お話を伺った人
Champion System Japan 四宮 知明さん
Champion Systemが誇るカスタマーサポートのエキスパート。お客様に寄り添う真心接客を信条とする。
もはや説明不要のChampion Systemのマスコット的重鎮。

 ―本日はよろしくお願いします。満を持してサイクルジャージのコレクションが刷新されましたね。
3年ぶりのリニューアルですね。―

待望のリニューアルです。この3年間何をしていたかと言うと、世界各地にあるChampion Systemオフィスで、
ユーザーから寄せられるフィードバックを集積していました。

そして、ウェアサポートをするワールドツアーチーム「UAEチームエミレーツ」では、マーケットに登場していない
プロトタイプのウェアを実戦投入し、彼等と協働してウェアの研究、開発に取り組んできました。

 

―なるほど、コレクションの名称は継続されてTechPerformanceApex3種類。―

そうですね、ここは今までと変わらず「Tech」はスタンダードグレード、「Performance」はミドルグレード、そして「Apex」はハイグレード。

3グレード、松竹梅っていう感じで別れているのでジャージ選びが簡単です

 

―それでは早速、Techコレクションから解説をお願いします。
以前のコレクションでは、プロジャージとサマージャージの2種類ありましたが、
新コレクションではTechジャージの1種類になったんですね。―

プロジャージとサマージャージが融合してTechジャージになりました、性能面についてはプロジャージ寄りですかね。
一先ず、これで購入時に迷うことが一つ減りました(笑)

改良された点がいくつかありますので一つずつ解説していきますね。

まずは素材についてです。
サイドパネル以外は、テックファブリックが使用されています。耐久性に優れておりChampion System
スタンダードグレードのウェアではお馴染みの素材ですね。

そしてサイドパネルには、オゾンファブリックという新素材が採用されています。
見た目は粗いメッシュ状、軽量で高い通気性を持ち、フィット感も高いです。
素材を引っ張ってみると、弾力があって今までに無い特徴的な伸び方をしますね。

オゾンファブリックをサイドパネルに採用することで、フィット感を高めると同時に、ライド中、ウェア内のヒートアップを防ぎ体温調整をサポートしてくれます。

―従来のTechシリーズのジャージは、単一の素材を使用していましたが、
目的に応じて今回は2種類の素材を使用しているんですね。まさにアップデート。―

もう一つ大きな変更点は、裾背面にシリコングリッパーが配置された点ですね。
従来、PerformanceApexグレードに付いていましたが、Techジャージにも標準装備されます。

このグリッパーがビブショーツの背面パネルにがっちりホールドするので、ずり上がりがだいぶ軽減されます。

―上位グレードのテクノロジーがTechグレードにも反映されるのは嬉しいですよね、それで価格が据え置き¥7,200はお得。―

旧モデルから引き継いで、背面ポケットの右端には防水ジッパー付きポケット、
中央ポケット裾側にリフレクターが標準装備されます。
こういったサイクリスト目線の細かな作り込みは嬉しいですよね。

―無料のオプションについても教えてください。―

無料オプションを2つご用意しています。まず1つ目は、袖延長オプション。
袖丈を1インチ(約4cm)延長することができます、長めの袖丈は近年のトレンドですね。

そしてもう1つがハーフカラーオプション。旧モデルのプロジャージは通常の襟丈、サマージャージはその襟丈の半分、
「ハーフカラー」が採用されていました。

新生Techジャージでは、襟丈を選ぶことができます。無料オプションの行使は各々の好みによるところなので、
着用するシチュエーションに応じてお選びいただければと思います。

ちなみにハーフカラーの場合、デザイン面積が通常の襟の半分になってしまいます。
デザイン次第では、再現が出来ないこともあるので、調整を加える必要が出るかもしれません。

 

―なるほど、無料オプションはチームで統一する必要がなくて、各々の好みでカスタマイズできるのが嬉しいですね。
個人的には袖延長で、ハーフカラーがトレンドな気がします。着用したときのインプレッションは如何ですか?―

旧モデルのTechプロジャージとの比較になりますが、サイドパネルがオゾンファブリックに変わったことで全体的にフィット感が増しています。オゾンファブリックの持つ独特な伸縮具合が、前面と背面パネルのテックファブリックを適度に引っ張ることが要因です。素材の切り替えでメリハリが出ましたね。
とは言っても、ウェアの寸法はTechプロジャージと同じなので、サイズ選びについては、旧モデルと同じものを選べば問題ないです。

この価格でこのクオリティー、旧モデルより1段、いや2段くらいはコスパが良くなっていますよ!!

―さすが細かな解説、サイドパネルの素材の切り替えがハイライトですね。それにしてもコスパの良さに驚きです!

さて次はPerformanceジャージについてお伺いしようかと思いましたが、
ジャージのラインアップ刷新と同時に、新しいビブショーツも販売が開始されたんですよね?

早速脱線してしまいますが、どのようなアイテムなのか気になるので教えてください。―

 

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