シクロクロス(CX)レースでのシチュエーションごとの最適なウェア選択
― チャンピオンシステムが誇る豊富なアイテムでシクロクロスに挑む ―
近年盛り上がりを見せているシクロクロス。
シクロクロス競技の特徴として、コースのプロフィール、天候、そして、時間の経過に合わせて、レースコンディションが絶えず変化していくことが挙げられます。
コースの特徴に合わせて、タイヤやギヤ比など、そのコースに最適な機材を選択することが求められます。
秋口から晩冬をシーズンとするシクロクロス競技は、冬季に一番の盛り上がりを迎えます。さまざまな気象条件下で行わるレースにおいて、最高のパフォーマンスを発揮するためには、状況に応じて最適なウェアを選択することが重要になります。
秋口や春先の汗ばむ陽気のレースから、氷点下に及ぶ真冬のレースまで、求められるウェアの機能は多岐に渡ります。 このページでは、シクロクロス競技のレースシーンにおけるウェアリングについて紹介します。
[Scene1] 試走
レース会場へ到着したら、どんなに寒くても、雨が降っていようとも、コース試走が必須です。コース内にある難しいセクションやペース配分を把握することにより、レースにおいて、より速く、より安全に走り抜けることができます。
コースの試走中、レースで着用するウェアの選定も同時に行います。保温性が高いウェアを重視するべきか、それとも軽量で速乾性に優れたウェアが最適なのか、実走することにより、最適なウェアが見えてきます。
バイクを担ぐ時に、ウェアと車体が引っかかりにくく、ランセクションにおける走りやすさを重視すると、スキンスーツの着用がオススメです。
日差しもなく、冷え込んだ気候条件であれば起毛素材を採用したPerformanceシクロクロススキンスーツ。一方、暖かな気候であればPerformanceシクロクロスライトスキンスーツが適しています。
シクロクロスに適したスキンスーツ
寒い季節のコース試走において、ジャケットは必須アイテムです。冬季の定番アイテム、Performanceフリースジャケットは、コストパフォーマンスに優れ、1着あるとレースシーンで重宝します。
氷点下を下回り、雪もチラつく極寒の気候でしたら、チャンピオンシステムが誇るハイエンドモデル、Apexウィンタージャケットがオススメです。高い保温性と立体裁断による動きやすさが特徴で、より暖かなコンディションで試走を重ねることができます。
雨が降っている場合、完全防水ながら透湿性の高いAPEXウィンドジャケットを着用すれば、肌が濡れる不快感を解消し、汗冷えから身体を守ります。
ウィンターシーズンや悪天候に適したジャケット
脚部を保温するシクロクロスウォームアップパンツは、シクロクロスレースにおいて必携と言える定番アイテムです。 両サイドにダブルジッパーが施され、シューズを履いたまま脱着が可能です。
[Scene2] ウォーミングアップ
ウォーミングアップは、ホームトレーナー上で行う選手が多いのではないでしょうか。風を受けず、汗をかきやすいので身体が温まりやすい反面、少し気を抜いてしまうと、汗冷えする可能性があります。レース用とウォーミングアップ用でウェアを分けるようにしましょう。
ウォーミングアップは、すぐに着替えることができて、さまざまなウェアとアッセンブルしやすい、ビブショーツとトップスの組み合わせがベスト。
チャンピオンシステムは、ハイエンドのApex、ミドルグレードのPerformance、スタンダードグレードのTechと、ビブショーツが3グレードに分かれており、予算や好みの着用感に応じて最適なウェアをお選びいただけます。トップスは、伸縮性の高いフリース生地を使用したPerformanceインターミディエイトジャケットがオススメです。
希望に応じて選べるビブショーツ
[Scene3] レース15分前
スタートの15分前から、スタートエリア付近で招集が始まります。試走で決定したレースウェアに着替えて、いざスタートラインに並びます。
招集エリアに行くときは、ジャケットと、シクロクロスウォームアップパンツも着用しましょう。スタート直前まで身体を暖かく保ち、レースを万全なコンディションで迎えることができます。
[Scene4] レース中
シクロクロスのレースでは、様々な気象条件と目まぐるしく変わるコースコンディションが待ち構えます。気温を一つの目安にして、着用例を紹介していきます。
・レース環境: 15℃~20℃
シクロクロスシーズン序盤の秋口、そしてシーズン終了間際の晩冬、レース中、暑く感じることが多い季節です。シクロクロス競技は、レース中の運動強度が高いもののレースの速度域が低いので、暖かい日には、想像以上に大量の汗をかきます。
放熱性を考慮して、Performance半袖シクロクロスライトスキンスーツが最適です。もし夏日のような暑さの場合、通気性に優れメッシュ生地を多用したAPEXサマースキンスーツも選択肢のひとつに加わります。
・レース環境: 10℃~15℃
風が吹くと寒さを感じ、寒さで身体が動かしずらくなる気温です。しかしレースが開始すると、徐々に身体が温まっていきます。過剰に防寒対策をすると、暑さで息苦しくなってしまいます。
Performance長袖シクロクロスライトスキンスーツを着用すれば、露出箇所を抑えることで適度に保温され、オーバーヒートも防ぐことができます。
・レース環境: 5℃~10℃
日本のシクロクロスシーズンで一番多い気温帯です。ウォーミングアップをしっかりと行い、充分に体温を上げる必要があります。レース中でも時折寒さを感じ、体温が上がりにくい気温です。
ウェア全面に起毛素材を採用したPerformanceシクロクロススキンスーツで、保温性を確保しましょう。
・レース環境: 〜5℃
雪が降ったり、気温が氷点下に及ぶような極寒のレースでは、充分な防寒対策が必要です。少しでも寒さを感じるようなウェアは、パフォーマンスにマイナスの影響を与えます。
怪我や風邪のリスクが高まるので、ウェアの選択が非常に重要です。ですが防寒しすぎると、今度はレースペースが充分に上がらない可能性も生じるので、ウェアの選択が難しい気温帯です。
Performanceシクロクロススキンスーツをベースに、アクセサリー類を組み合わせることによりこの問題は解決されます。
頭部を暖かく保つと、身体もそれに連動するように暖かくなります。Performanceキャップやウィンタートレーニングキャップを着用することで、頭部の保温性を高めましょう。
血流が多い首元には、シームレスウォーマーをセットアップ。外気から首元を守ります。軽量且つ速乾性に優れているので、レース中、邪魔になることもありません。
脚部に寒さを感じたら、PerfomanceニーウォーマーやPerfomanceレッグウォーマーを着用しましょう。ランセクションが多ければPerformanceニーウォーマーが、積雪があるようでしたらPerformanceレッグウォーマーがオススメです。
[Scene5] レース後
汗を大量にかいたウェアは体温を急激に奪います。すぐに暖かいウェアへ着替えましょう。
入賞して表彰式に登壇する場合、風邪を引かないように、乾いたウェアに着替えてから参加しましょう。
シクロクロス競技は、レースへアプローチする過程の中で、自転車のセッティングやコースのレイアウトチェックに負けず劣らず、ウェアの吟味がパフォーマンスに大きく直結します。
最適なウェアのチョイスが、対戦相手に対して大きなアドバンテージになっていることがあるかもしれません。
まさに、「ウェアは機材」です。
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