プロトライアスリートの一本松選手に聞いてみた。
トライアスロンをはじめたきっかけやウェアについて。
Champion Systemがウェアサポートをするプロトライアスリートの一本松静香選手。
ミドル・ロングディスタンスのレースを主戦場に活躍しています。
本日は、一本松選手にトライアスロンをはじめたきっかけやロングディスタンスで勝負する理由、
それからレースで使用するウェアのことなど、いろいろとお伺いしました。
今回お話を伺った人
一本松 静香 選手
ミドル・ロングディスタンスを得意とするプロトライアスリート。
大学から競技をはじめメキメキと頭角を現す。ロング日本選手権での優勝と、Ironman Kona世界選手権での活躍を目標に活動している、元気がトレードマークのトライアスリートです。
―本日はよろしくお願いします。
一本松選手選手は高校までは水泳をやっていたんですね、トライアスロンをはじめたのは大学からですか?
まずは競技をはじめたきっかけを教えてください。―
高校まで水泳をやっていたんですが、その年代(10代後半)になると選手としての限界が見えてくるんですよね、
オリンピックは無理だし水泳は高校までで良いかなって。
それもあって水泳部の無い大学に進学することにしました。
大学に入学後、やっぱり泳ぎたいと漠然と思いはじめたんですが、水泳をする上での目標が無いなあと。
そんなある日、当時水泳をやっていた頃に、トライアスロンに取り組む同級生がいたことを思い出して私も挑戦してみたいと思うようになりました。
自転車も好きだし、駅伝大会でランニングもしたことあるからやってみようかなって、
だって一石三鳥じゃないですかトライアスロンって!
―一石三鳥ですか、なるほど(笑)―
大学の自転車競技部に所属してロードバイクを調達、
練習は他大学のトライアスロンサークルに混じってやるようになりました。
―大学でトライアスロンをはじめる選手は多いですが、自身の大学ではないところを拠点にするって珍しいですよね、
一本松選手のフットワークの軽さと行動力が垣間見えました。
さて、一本松選手はミドルやロングディスタンスのレースをメインにされていますが、その経緯を教えてください。―
短い距離のレースにも出ていたんですが、大学のゼミが始まったら、忙しくなってサークルの練習になかなか行けなくなってしまいました。
一人でもできる練習というところで、時間に余裕のある夏休みや春休みの長期休暇中、
自転車で仙台にある実家まで帰ってみることにしたんです。
―さらっと言いますね(驚)東京から仙台までって、どれくらいだろう、、、―
実家まで大体400kmです!
初めて自転車で帰省した時、栃木でパンクしてしまい断念。ドライブがてら父親に向かいに来てもらいました(笑)。
それから2,3回は中間地点である栃木県で断念が続きました。
牧場とか温泉見つけると思わず寄っちゃうんですよ、気が付いたら数時間経過しちゃっていて(笑)
その後距離を伸ばして福島まで。
確か7回目のチャレンジで実家までたどり着くことが出来ました。
その時に、長い距離って楽しいなって気が付いたんです。
―お父さんがドライブ好きで良かったですね(笑)―
自転車で実家に帰りはじめるようになった頃、
当時下宿していた足立区の家から120km離れた千葉県の岩井海岸まで自転車で行き、
4kmくらい海で泳いでからまた自転車で帰るっていう練習を週に1回か、2週に1回くらいのペースでやっていたんです。
それでロングディスタンスのレースでも通用するのではないかと自信が付いたんです。
―凄い練習内容ですね、ビックリしました。―
仲間内でやりたいっていう人がいたら一緒にいくこともありましたが、
基本的に岩井海岸往復練習は、一人でやっていました。
自分のペースを一定に保ち運動することが性に合っているみたいです。
―次から次へと凄いエピソードがでてきますね(笑)さて、それではウェアについてお伺いしたいと思います。
一本松選手にはレース用のウェアで「Apexエアロトライスーツ」を供給させて頂いています。
着た時の印象を教えてください。
伸縮性のある素材でウェアが作られているのでフィット感が良いのはもちろんですが、
特に肩回りが凄く動かしやすい点が特徴だと感じます。
肩パネルに、伸縮性のあるメッシュ素材が使われているので、
スイム動作やランニングの腕振り動作はストレスがないですね。
すぐに乾くし、風通しが良いので、夏場のレースで活躍します。
―前身頃のジッパーを下したら、サイクルジャージの裾の様に広がる2in1使用である点もこのウェアの特徴だと思います。―
私、股関節が硬くて可動域が広くないんです、
でもこのウェアは2in1タイプを採用しているので股関節周辺が動かしやすいです。
DHポジションをとっても、スムースにペダリングができますね。
―ウェアの背面に取り付けらえたポーチ型ポケットの使い心地は如何ですか。―
身体の重心付近にポケットが位置しているので、補給食をいれても揺れが気にならないですね、
容量も大きいので使いやすいです。
因みにレースの時、ポケットの左の口から補給食を取り出して、右の口へごみを入れるっていう使い方をしています。
―なるほど、トップ選手のポケット活用方法は大変参考になります。補給時のストレスを低減させてくれますね。
さて、今年は残念なことにスポーツの大会は種目を問わず軒並み中止ですね。
ウェアをお披露目する機会もなかなかありません。
モチベーションの維持、難しくないですか?―
いつもなら押し迫ってレースがやってきますが、今年はそれが無いので、
良い意味でストレスを感じること無く着実に練習に取り組めています。
プロ転向を契機にトレーナーの下、科学的で専門的なトレーニングをするようになりました。
基礎的なトレーニングメニューが中心で、自分がやってみたい練習メニューはまだまだ先です。
伸び代十分ってことですよね!
―オーバートレーニング症候群やケガを克服して、パフォーマンスが上向きになってきた矢先のコロナ禍。
今年出場できる大会があるのかわからない状況であるものの、一本松選手は天性のポジティブさで、
この期間を鍛錬と位置付けて楽しんでトレーニングをしている姿がとても印象的でした。
着実に力をつけて、大会でそのパフォーマンスを爆発させる姿が今からとても楽しみです、
一本松選手、本日は長時間にわたるインタビューありがとうございました。―
一本松静香選手のオフィシャルウェブサイトはこちら→一本松静香Official Website
本日紹介したアイテムはこちら→Apex エアロトライスーツ